病と共に 【エピローグ】灯る場所 終わりの見えない不安と、日ごとに重くなっていく身体――それでも僕は、歩くことをやめなかった。振り返ってみれば、あの頃の僕は、「今日を乗り越えられるか」――そのことばかりを考えていた。今もなお、身体は完全には戻っていない。疲労感は容赦なく襲っ... 2025.10.05 病と共に